確かな筆致で語られる、本格中華叙事詩

まず惹きこまれるのは作者様の文章の美しさです。硬派で端麗な文は、これをwebで読んでいいのかと驚嘆するほど。
こういう硬派堅実な美しい文章を目指す方は私だけではないはず……


物語は中国に関する知識をもとに描かれており、私は封神演義や十二国記を読む時と同じ感覚を覚えました。
名家に列し、人とは異なる性質を持った主人公と、彼の隣にいて支える龍人族の二人組は信頼関係で繋がれ、しばしば垣間見える幼馴染ならではのやりとりが魅力。
そして現在連載のところまでで現れた不思議な治癒力を持つ娘。

人々を襲う病の不穏な闇は、いったい真実はなんなのか。
娘も知らぬ娘の正体とは。
主人公たちがこれから巻き込まれる運命は何か。

気になります。

そして、繰り返しますが、文章に酔いしれる作品です。

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