パールベルの乙女

ロザリンド・タープ子爵令嬢は、兄が麻薬に溺れたため、借金のかたに全財産を失う。もう死ぬしかない。そう思いつめたとき、ロザリンドは運命の人に出会う。
その人の名はオルランド・ヴァレフォール。検察官にも弁護士にもなれる上級法務官だ。
ロザリンドは彼の演説を聞いたことをきっかけに、自分の道を切り開いていく。

この小説の主な舞台は中世ヨーロッパ風世界の裁判所です。
あの時代の裁判は、自白と証言のみが頼りで、なかなかいかがわしくて素敵な世界。
なんちゃって法廷物語なのですが、お付き合いいただければ幸いです。

小説家になろうに「パールベルの乙女たち」として掲載したのを大幅改稿。
またムーンライトノベルに連載中の「ベリアル宮廷の物語」の世界とオーバーラップしています。