嫁入り狐の金白さん

ある日、土御門 晴明(つちみかど はるあき)がいつものように両親が管理している神社の手伝いをしていた。全ての仕事が終わり、ゆっくりしていると、鳥居の下で弱っている狐を見つける。見兼ねた晴明は急いで家に連れて帰り、狐を看病した。その後の回復は順調で、不思議なことに翌日には自然に返せるぐらい元気になっていた。その様子を見ていた父親からあることに気づいたかどうかと言われ、思い当たる節が多く困惑状態に。そんな時、急に家のチャイムが家中に鳴り響く。急いで玄関のドアを開けると目の前に居たのは…
金髪の女の子！？
彼女は晴明に近づき、突然結婚したいと盛大なプロポーズをされ……。
果たして、その告白の真意とはいかに？
恩返しから始まる本来の伝承や言い伝えとは異なるような関係になった子孫たちのドキドキハラハラ…続きを読む