お菓子の祠…ちょっと食べてみたいな★ とか生まれて初めて思いましたよ!

「お菓子の家」ならぬ「お菓子の祠」、何とも恐ろしい発想力に震えつつ、読んでみると「その祠を美味しそうに食べる主人公」という更に震える展開!

 何より工夫を凝らしているのが、それぞれに違った「味の描写」……いえ本当、ちょっと「祠、食べてみたい」とか生まれて初めて思いましたし、まず他で考えることはないはず。一期一会とは、このこと……?

 後編にあたる第二話では、祠食いが更に進化して、何とも驚くべきものも食べちゃっています。一話で確実に引っ張られて、二話まで一気ですので、是非ともご一読いただきたいです……!

 ……やっぱりタルタロスとかなら、洋食っぽい味がするのかな……じっくり煮込まれている感じがしますし、ビーフシチュー的な……。
 味の想像まで楽しい、何とも面白い工夫が多い名作ですよ……!

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