概要
貴方は、何の為に物語を書いていますか?
不治の病が、確実に私の命を蝕んでいる。けれども、物語を書くことを辞めるなど、到底できる訳がない。何故なら私は、書かなければならないから……。
過去と、今と、未来とを、言葉と物語で繋いで行く「私」の物語。
※縦書き表示で読むことを推奨します。
過去と、今と、未来とを、言葉と物語で繋いで行く「私」の物語。
※縦書き表示で読むことを推奨します。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!浮遊感と現実感の狭間で書く。
生きるために創作をするのか。
創作をするために生きるのか。
人が何かに囚われる為の理由など、案外些細なことで十分なのかもしれない。
男は医師から診断を受ける。
病名もなし。病気がどうかも分からない。創作物に命を吹き込みすぎたのが原因で、創作をやめるか、生きるのをやめるかの二択を迫られる。
ひとりの人間の。
命を懸けた最後の創作は始まる。
主人公と二人の女性の視点で描かれるのは淡く静かな物語。ただの日常の話。
断片的に進んでいくのはすれ違いのような物語で、読み進めると次第に点と点が繋がっていきます。人物同士の付かず離れずのやり取りはもどかしさがありつつも、この世界で生きているんだという妙な…続きを読む