概要
1980年秋、その走りに東京競馬場は確かに震えた。
競馬の華のひとつ、大逃げ。幾多の逃げ馬の中で筆者が最も心を惹かれたのがプリテイキャストという牝馬だった。
文字通り相手に自分の影を踏ませなかった大逃げ、1980年秋の天皇賞で見せた奇跡の展開はしかしただの幸運ではなく、積み重ねられた様々な事象の果てにある必然であった……。
文字通り相手に自分の影を踏ませなかった大逃げ、1980年秋の天皇賞で見せた奇跡の展開はしかしただの幸運ではなく、積み重ねられた様々な事象の果てにある必然であった……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「二番手以下は届かない、絶対に届かない!」――府中に咲いた逃げの華
過去の競馬のレース映像を見て、「笑うしかない」というレースが二つある。一つは2012年の阪神大賞典、そしてもう一つは1980年の天皇賞(秋)。
前者は、まさかの大逸走からのまさかの大マクリでまさかの半馬身差2着という伝説のレース。そして後者は、11頭中8番人気の馬が大逃げを打ち、カメラが向こう正面で2番手以下の馬を映してから数秒間、100m近く何も映らない状態が続いてからやっと先頭の馬を捉えるという大波乱のレース。これは、後者の勝ち馬・プリテイキャストを丹念な筆致で描いた作品である。
何故あの伝説の逃げが生まれたのか? 「逃げの大輪の華」プリテイキャストの競走馬人生を描いた作品、逃げ馬好きな…続きを読む