的外れなレビューですが、作品を読めば分かります

本作が読者を恐怖に陥れる場面は、科学が記す物理法則を無視した怪異が人間に迫る、ホラーの王道です。

しかし、その後がもっと怖い。

ああ、嫌だ、嫌だ。ちょっと話題を変えましょう。

情報弱者、という言葉がありますが、他人にそんな呪詛を吐く人をどれだけ信じていいんでしょうかねぇ。自分が調べられることなんて、高が知れているのに。

このレビューを書いている2024年10月は、NHK で「チ。 ―地球の運動について―」が放送され絶賛されています。しかし、その主人公たちは当時では異端。もし僕が作中世界に転生したら、普通に主人公たちを非難する凡人に生まれ変わるでしょう。そうして諦める分別は持たないと。

別の作品(しかも名作)の話をしてどうするのかって?
いや、本作を読めば分かりますよ。

読んだ後に本レビューを見返して「あれ? こんなだっけ?」と疑問を抱かなければいいのですが。

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