これ、異世界転生でパラメータが観えるとか、鑑定士スキルの話でなく???
- ★★★ Excellent!!!
本作は現代日本を舞台にした話ですが……
小説投稿サイトには、異世界転生したらパラメータが観えるようになったとか、スキルをもらったとか、さらに他人のスキルを観る鑑定士のスキルを獲得したとか、技能を数値化した物語が多くある、というより作品本数では主流だったりします。
スキルについて現代日本を舞台にして物語を作ったら、こうなるよな……
そう、これは、技能に「スキル」という名がつかないと実力として評価されない世界を、現代日本を舞台にして語った小説として読むことができます。
これ以上踏み込むとネタバレになりますから留まります。
ただ、笑えるというか、恐くなるというか、一周回って笑うしかなくなるというか。
ネットで主流の異世界転生物語を揶揄してはいけないのですが、スキルに名がつく世界は何なのだろうと、読後に考え込むこと請け合いです。
作者は「もしもお読みいただけるなら、出来るだけ頭を空にしてお願い致します。」とおっしゃいますが、実は痛いところを突いたのではないかとヒヤヒヤします。
あ、読む分には大丈夫です。大笑い間違いなしですから!