これ、異世界転生でパラメータが観えるとか、鑑定士スキルの話でなく???

本作は現代日本を舞台にした話ですが……

小説投稿サイトには、異世界転生したらパラメータが観えるようになったとか、スキルをもらったとか、さらに他人のスキルを観る鑑定士のスキルを獲得したとか、技能を数値化した物語が多くある、というより作品本数では主流だったりします。

スキルについて現代日本を舞台にして物語を作ったら、こうなるよな……

そう、これは、技能に「スキル」という名がつかないと実力として評価されない世界を、現代日本を舞台にして語った小説として読むことができます。

これ以上踏み込むとネタバレになりますから留まります。

ただ、笑えるというか、恐くなるというか、一周回って笑うしかなくなるというか。

ネットで主流の異世界転生物語を揶揄してはいけないのですが、スキルに名がつく世界は何なのだろうと、読後に考え込むこと請け合いです。

作者は「もしもお読みいただけるなら、出来るだけ頭を空にしてお願い致します。」とおっしゃいますが、実は痛いところを突いたのではないかとヒヤヒヤします。

あ、読む分には大丈夫です。大笑い間違いなしですから!

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