第8話

重なる、ため息。



気持ち悪さが残る、喉元。



とにかく、水を。



ひねった、ペットボトルのキャップは盛大に汗をかいているせいか、滑ってなかなか開いてくれない。



水さえ、飲ませてくれないわけ?!



もう私、二十代のエキス吸えないんだから!!



水くらい、飲ませやがれー!



誰にともなく、悪態をつく。



…はぁー、



ため息、ばかり。




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