1.
第1話
瀕死の状態、で。
とにかく、なにか。
冷たい、水、
冷たい水が、飲みたい…
ほんとうは、あと1歩だって歩きたくないけれど。
一人、いや、どのみち。独りなんだから、自分で動くしか、ない。
自販機も置いていない公園、って、どーなのよ?!
誰にともなく、悪態をつきながら、公園のわきにある、コンビニ、へ。
普段の行きつけのコンビニだから、醜態を晒すのは激しく避けたい、けれど。
緊急事態だから、仕方がない。
いつものあの、店員さんが居ませんように…
祈りながら、自動ドアをくぐった。
・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます