第5話

……はぁー。



盛大にため息をつきながら、公園のベンチに腰掛ける。



ショーケースから出したばかりのペットボトルは、汗をかいてキラキラと輝いている。



まるで、あの店員さんの瞳みたい、だな。



感傷に浸りながら、考えている。



“ひとめぼれ“なんて。



そんな、こと。



いったい全体、お前は幾つだ?!



自分自身に、激しく突っ込む。



でも、あんな。



あんな、態度…


さいっあく、だ…




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