第26話

これが一つの小説の体をなすならば、ここであっけなく終幕を迎えるところなのでしょう。この先、私と優さまは二度と会うことはありませんでした、と一文書いてしまえば、切ない恋物語、そして私にとっては若い日の懐かしい思い出の回想として受け取られるでしょう。けれど、こう書いてしまえば、ここまで読まれた方はお気づきのように、そうは問屋が卸しませんでした。世の中というものは、かくも私に都合よくできてはいないようです。

「ミヤ、コッチニキテ」

 季節は二度くるりと巡って、今は春となりました。今、私は横浜におりました。女学校で教師をなさるために来日されたコーナー夫妻の元で使用人として働いているのです。

 というのも、あの騒動の話を聞かれた旦那様が大変に面白がられたとかいうことで、褒美に次の勤め先を手配なさってくれたのだそうで。それも私が英語を習いやすいところを。私はその影に優さまがいらっしゃるのではないかと疑っています。

 ともかく、私は台所から顔を出しました。

「はい、マダム。何か御用でしょうか」

 コーナー夫人は来日三年目ともあって、片言の日本語が話せます。ただ、勘が高ぶりやすいという癖がありまして、それが顔を出すと、べらべらとあちらの言葉を話されます。どうにかこうにか聞き取るだけで精一杯の有様になってしまうのが、この生活の唯一の苦労といったところでしょうか。

 ここは天蔵家よりもはるかに小さな家です。庭も木が五本も生えていれば、混み合っていると思うほどで。でもここには穏やかな日差しの下、ゆったりとした時間が流れています。変にせせこましくすることもなく、こうした昼間にはコーナー夫人は優雅にアフタヌーンティーを楽しんでおいでです。だから私も、またティーのお代わりをご所望かと思いつつ、庭先に出てきました。

 庭の四角い花壇には丹精込めて世話をしている三色菫がちょうど咲き頃となって、黄色、白、紫、橙と緑の絨毯に色を散らしながら空を仰いでいます。木々の根元で春の日に照らされているのは小さな白詰草の群れです。

 コーナー夫人はこのような春の庭を愛していらっしゃる。私もまたこの庭に漂う暖かな春の空気に安らぎを感じていました。この時も本当に何気なく、私は庭先に出てきたのです。

 そうしたら。私は胸がいっぱいになってしまいました。コーナー夫人の横に座る、その紳士は、私のよく知る方だったのです。

 背広を着て、銀の鎖のついた眼鏡を胸ポケットに入れて、少しばかり不機嫌そうにむすりとしていらっしゃる。

「みや」

 その口が私の名を呼ぶことはこのさき決してないと思っていました。私の目の前に現れることも。季節は二度も廻りましたが、その間に何の音沙汰もなかったのです。優さまの写真が新聞に載ることはあろうとも、それは世間での出来事で、私に直接かかわることはないことでした。もちろん、優さまが私の勤め先を知っていてもおかしくはありません。旦那様もご存知なのです。

「こちらにいらっしゃることがあるとは思いもよりませんでした」

「仕事ついでだ」

 不思議そうな顔をなさっていたコーナー夫人に早口で何事かを囁きます。おそらく英語なのでしょうが、小声すぎて私には聞き取れませんでした。

 コーナー夫人は話を聞くと、面白そうに私を眺めて、興奮しきった様子で、

「Wonderful!」

 と言いました。なんとなく話の内容を察して、俯きます。

「ミヤ、Good Luck!」

 コーナー夫人は足取り軽くその場を離れていきます。置いていかれてしまった私は、いまや何をしていいのやらわからずに、でくのぼうのように立ち尽くし、優さまを見つめるしかありませんでした。優さまは一文字に引き結ばれた唇をそっと開かれます。

「ちゃんと勉強していたようだな」

「はい、おかげさまで」

 言いながら私はむずむずとした気持ちになりました。というのも、コーナー夫人が去ってからずっと手を握られているからでした。これでは春の花々が咲き誇る優しい庭でも、落ち着けるはずがありません。

「もう向こうに行っても差し支えがないほど、話せるようになったと聞いた。最近は独逸語も勉強しているのだとも」

 優さまは相変わらずの低い声で、でも私の顔を覗き込むようにそうおっしゃいました。以前よりも格段に近い距離に私は面食らってしまいます。

 逃げるように顎を引きつつ、肯定します。

「はい。優さまが教えてくださらなければ、このような道があるとは思いもしませんでした」

 小さな家には小さな書斎がありました。今の旦那様のご好意で私は外国語で書かれた蔵書なども読ませていただくこともあります。夫妻ともに、私があちらの言葉を学ぶことはひどく有益なことだとおっしゃってくださいました。女性教育に携わっている方だからでしょう。今では日常会話で言葉に困ることはほとんどありません。夫妻が開くホームパーティーでも、英語を話せるせいか、外国のお客様方に大変重宝していただいております。

 近頃、すっかり勉強癖がついてしまった私が、さほど英語に困らなくなって、手持無沙汰気味になりますと、夫妻は独逸(ドイツ)語習得を勧めてくださいました。と、いうのも夫妻は英語教師として招かれて来日されましたが、元々はあちらでは独逸語教師として勤めていらしたのだそうです。夫妻ともに長期の独逸滞在もされていたとかで、私には過ぎた独逸語教師でもありました。

 もちろん、私は夫妻の申し出に一も二もなく飛びつきました。勉強してみたかったから、ということもありましたが、優さまも独逸語を話せることを存じ上げていたからです。語学を習得することは、優さまの辿られた道を追いかけていくように思えたのです。歩んでいけば、見えないはずの後ろ姿を見つけられる気がしました。優さまとお別れしたあともさほど落ち込むこともなく、私は自分の思うよう、好きなようにこの二年、生きてこられたのです。

 このような道を拓いてくださった優さまは今でもやはり私には特別でした。

 天蔵の使用人を辞め、知り合いのいないこの横浜にいれば、私が誰を想おうと隠さないで済むのです。小さな日記に閉じ込めないで、口に出しても咎める人はおりません。

「アリスは全部読み終わったのか」

「はい。どちらも。文法書もとても参考になりました」

 もう頁の端が擦り切れてしまうほど、読みすぎて手垢がべったりついてしまうほど、私は何度も読み返して、猛勉強したのです。それはきっと、優さまの贈り物を無駄にしたくなかったこともありましたが、もしも優さまの前にたったとき、堂々と立てる人になりたかったのです。ならば今目の前にある知識と教養を身に付けようとするのも当然のことでしょう。

「ならば聞こう。作者のルイス・キャロルは何を願ったと思う」

「何を、ですか」

 まるで優さまに講義の真似事を受けていたときのようです。時折、こうして謎をかけられたものでした。さて、今回はどう答えたものでしょうか。

 私は今までの様々な出来事を思い返しました。優さまとのやりとりも、そして儚かったあの方との対峙のことも。

 つい最近、手紙のやりとりをしていた佐恵子さんからその報せが舞い込んできたのです。と、いいますのも佐恵子さんはあれから実家に帰って後に結婚しましたが、生活に馴染めなかったせいか、離婚してまた天蔵家にお勤めしていたのです。

「私がルイス・キャロルならば、アリスという女の子を永遠にしたいと思います」

 本の中ならば、死者も、遠く過ぎた姿さえも閉じ込めておける。自分が望んだままの姿で置いておけるのです。

 やはりあの方は薄幸の方でした。その花はもっとも美しい時を迎える前に散ってしまったのです。

「ルイス・キャロルは小さなアリスという女の子を愛おしんでいたのでしょう、でも本に残しておけば、いずれどちらがいなくなろうとも物語は残りますから」

「そうだな」

 優さまは私の本意に気づいているのか、いないのか。どちらとも取れませんが、ポンポンと子供にするように余った手で頭を撫でるのです。

「本物に贈られたプレゼントブックとしてのアリスの物語の表紙に描かれていた植物は何だと思う」

「さあ、存じ上げません」

 私が正直に申し上げますと、優さまはほんのわずかに眉尻を下げて、目を細められました。

「Vergissmeinnicht……英語名でforget-me-notという。勿忘草のことだ。ある騎士がこの花を恋人のために摘もうとして川に落ちた。死の間際、僕を忘れないで、と叫んだという。そこからこの名がついたのだそうだ。ルイス・キャロルもまたアリスに忘れないでくれ、と叫んだのかもしれない」

「何を忘れないようにと願ったのでしょう」

「さあな。解釈は幾通りもある。物語自体のことか、本物のアリスにこの物語を聞かせた金色の午後の川下りか、それともルイス・キャロル自身か、あるいは夢物語を無邪気に楽しめる輝かしい子供時代そのものかもしれない。それこそきりがないだろう」

「確かに、答えなど見つかりませんね」

「気取っていうならば、作者がかけた小説という名の錠前は、作者本人にしか持ち得ないのかもしれん。作者とともに鍵は失われると、その錠前の向こうの宝物は永遠に失われる。何があるのか知りたくて、そっと鍵穴を覗き込むのが文学者なのだろう」

 優さまは学者のように小難しいことをおっしゃってかすかにため息を漏らされました。

「医学などは目に見える形で結果が現れるというのに、文学には考えども果てがないな」

 優さまが口角を上げたのに合わせて、私も微笑みました。

「でも文字を読めれば誰もが気軽に楽しめるではありませんか。優さまが英語を教えてくださったように」

「そのようなこともあったな。ずいぶん昔のように思える」

 あの優しかった日々にはかつて柔らかで美しい面差しを持った方がいたのです。

「月子さまは最期まで幸せだったのでしょうか」

「わからん。だがいつだったか子供を身ごもっていたと聞いている」

「そうでしたか」

 私は静かに月子様の姿を心の中で思い描きます。あれから時間は経って、あの方が母となった姿など想像もつきません。私の中ではあのときのまま、可憐な令嬢のままでした。

「優さまは、本当は月子さまがお好きだったのではなかったのですか」

 まさか、と優さまは鼻で笑いましたが、すぐに真剣な顔になりました。

「確かにあのまま、婚約が続いて結婚することもありえたかもしれない。だがきっと疲れきってしまうだろう」

「どうしてですか」

「あの女が望むのはおとぎ話のような溢れんばかりの愛だ。それしか今まで与えられてこなかったからな。だから、それにしか満足できない。荻野嬢には悪いが、俺にはできん芸当だ」

 望んで結婚したのに、相手にその気はない。それこそ悲劇だろう、と優さまはおっしゃりました。

 それでもこの方は嫌いとはおっしゃらない。それは一つの答えでした。優さまは突き放すことで月子さまへの誠実を貫かれた。そう考えるのは私の思い過ごしでしょうか。私の目が節穴になっているというのも否定できないことでありますけれど。

 それでも、優さまの瞳が迷うように揺れているのを知ってしまっては、そう思わずにはいられなかったのです。

「優さまは、ご自分の世間体が気にならなかったのですか。その、月子さまを捨てて、私を選ぶ、みたいなことをなさってしまって」

「まさしくそうだろう。確かに荻野嬢とはおそらく結婚しなかっただろうが、荻野嬢が押し切り続ければ、可能性はあった。だがな、こちらにも何が何でも破棄すべき事情ができた」

 そのために円満に解消するはずだった婚約があんな形で終わってしまったのだ。

「俺は、荻野嬢の縁談相手の家に働きかけたのだ。もともとあるべき姿に戻すために」

 それは初めて聞く事実でした。私は何も言えないで、優さまのお言葉を待つしかありません。

やがて優さまは瞳を空に向けられました。からりと晴れた青い空です、雲がかかるとは思えませんでした。

「それなのに、肝心のお前はあちらこちらに視線を向ける。荻野嬢に心酔されるのはあまりいい気分ではなかった。俺は荻野嬢が苦手だったのだ」

 久々にお会いした優さまは以前よりも成熟されておられました。きっとこの方にも、私と違った二年が存在しているのでしょう。こうやって、こちらが素直に答えなければならないほど、素直に本音を吐露されるのです。

「恋狂いをしてしまうわけにはいきませんでした」

 視線がこちらに戻ってまいります。見る間に深みを帯びていく瞳が私を捉えます。私は優さまに囁きました。

「溺れずに済む楔(くさび)が欲しかったのです」

 一つのところにすべての関心がいってしまえば、他が疎かになってしまうことを恐れたのです。そこまで器用ではないのです。

「そうか。それでも」

 その先が口にされることはなく、優さまは険しい顔をなされています。なんとなしにわかることがありました。

 優さまは何かを後悔をされている。それはきっと。

「あれこれ言われてしまうのも、罰が当たったのだ。お前にもあんなにあっけなく天蔵家をやめさせてしまったこともそうだ」

「どのみち、もう続けようもありませんでした」

 私と優さまはもうこうしてずっと見つめあい続けています。この二年以上の間、直接お会いできなかった分を、埋め合わせるように。手を重ねているのは、私が逃げないようにでしょう。だからこそ、私は優さまと向き合っていられるのです。

 私はすっかりコーナー夫妻に馴染んでしまったようです。彼らの大胆なスキンシップを日常的に見ていると、優さまとこうしているくらい、たいしたことではないように思うのです。羞恥心よりも先に、優さまのご様子をつぶさに見ていたいのです。

「なあ、みや」

 話はくるくると展開していきます。それこそめまぐるしさで息が詰まりそうです。

 優さまの目が不安に濡れていることに私はこくりと唾を飲みこみます。これはいわば予感のようなもので、優さまが大事なことを話されようとしていることがわかったのです。

「実はこの秋に英吉利に渡ることになった」

「えっ」

 声を上げて、手を口に当てようとしましたが、優さまが放してくださいません。それどころか私に決断を迫るように顔を覗き込まれます。

「ついてはお前も一緒に来い」

 冗談をおっしゃっているようには聞こえません。そもそも冗談を言うようなお方でないことは十分に承知しています。

「あの、つまり、どういうことでしょうか」

「俺は天蔵家を出て、英吉利で働こうと思う。輸出入を扱う新会社を立ち上げることにした。父と違い、俺には商才はないので大きな会社にはならないだろうが、お前を養うぐらいには稼げる算段はついている。ついては用意が整ったから迎えに来た」

 どうして優さまは次から次へと私を飛び上がらせる話ばかりするのでしょう。ですが、戸惑いよりも嬉しさが先にたってしまうのです。

 優さまが迎えにきてくださった!

 それでも少しだけ恨みがましい気分にもなって、ほんの少し意地の悪いことを言ってしまいます。

「もっと早く迎えに来て下さればよかったのに」

 優さまは驚いたように動きを止めますと、頬を緩めて、さらに私を見上げます。

「そうだな。天蔵の使用人でなくなったお前なら、話は早かったな。まあいい、一生一代の覚悟を決めるのにここまでかかってしまっただけだ。お前に非はない」

 優さまはさらりとこともなげに言いますが、それは大変に難しいことだったでしょう。第一に世間体というものがあります。第二に天蔵財閥というものが優さまの双肩にかかるはずだったのです。それをやめて、新天地で会社を立ち上げることを決意することなど、私には想像もできません。ですが、優さまはきらきらと目を期待に輝かせて私を見るのです。優さまは知っているのです、私がどれだけ外国の本に惹かれていたか。外国に憧れていたか。

 ああ、それは優さまとて同じだったのでしょう。私も優さまも異国の地に思いを馳せてしまった。

 私はある確信を持って、優さまにお尋ねします。

「優さまはもう決めてしまわれたのですね」

 思ったとおり、優さまは迷いなく肯定されます。

「そうだ。お前がついてこようとこまいと、俺はきっと海を渡ることにするだろう」

「それを聞いて安心しました」

 私は、私のために人生を棒に振るような優さまを見たくはなかったのです。二年前のあのときならば、優さまは今以上に多くのものを捨て去らなければならなかったでしょう。それが本意でなくとも。

 けれど、今ここにおられる優さまはすでに決意を固められていて、私のために決断を左右なされないことでしょう。

 久弥は学業優秀だったために、地元の名士という方が大学進学を援助してくださることになりました。手紙でそのくだりを読んだとき、胸をなでおろす安堵と、支えを失った寂しさを感じていたのも事実です。もう私が懸命に仕送りをする必要はありません。今、私は身軽になっているのでした。

 だからこそ、私はあのときとは違った答えを出せるのです。

「旦那様はなんとおっしゃられていたのですか」

「ああ。父は相変わらずだ。新会社の資金を俺の貯金ですべて賄うと言ったら、特に何もいうことはなかった。財閥に関しても、自分の死後についてはどうでもいいとおっしゃるような人だ。自分の思うように生きたいだけ生きたいのは、とっくに知っていたしな」

 俺と父は似ているのだ、と優さまは苦々しげにおっしゃいます。

「譲り受けたものを維持するよりは、自分で作り上げる方にやりがいを感じる性質だ。少なくとも、父が死ぬまでは新会社にいるだろう。死ぬまで好き勝手やらせておけば、父は幸せに違いない」

 ご自分にそっくりで、その言動の裏も知っているからこそ、干渉なされない。旦那様と優さまは本当に摩訶不思議な親子です。

さて、みや。優さまは改まって調子を変えました。

「時間はたくさんやった。もうそろそろ返事をくれ」

 この小さな家にいるあいだ、もしも、とずっと考えていました。もしも、優さまが本当に迎えにきてくださったら。そのときは、何がなんでもついていこう、と。

 私は賭けに勝ったのです。

「天蔵のしがらみも、英吉利にいけばないも同じだ。あちらの言葉も話せるし、お前にはもう引け目になるものは何もない。だから、嫁に来る気はないか」

 優さまは立ち上がって、手を差し出します。

 優さまもまた賭けていらしたのでしょうか。この二年もの間、私が一つ一つ、優さまに対する引け目をすべて捨てきって、迎えにいらしたときに間違いなく手を取れるということを。この方はいったい、いつから英吉利行きを考え始めたのでしょう。

 もしも当時から優さまが考えていらして、私に英語を教えてくださっていたとしたら。私がそののちも英語を勉強し続けることを予見していらしたとしたら。優さまも私と同じく賭けをしていたのかもしれません。

 優さまの手を薄桃の花びらが掠めていきます。

 折しも遅咲きの桜が満開で、風に吹かれた花びらは優さまの髪や肩をも撫でていき、視界の端にも花がよぎります。私は今このときはじめて気付いて、まったく夢のようだと心に思います。

 こんな幸せな結末があってもいいのでしょうか。

「少々嫁き遅れてしまいましたが、それでももらっていただけるなら」

「いいとも」

 ぐっと腕を掴まれて、私は思わず目を閉じます。

 桜はいつまでも散っています。

 忘れぬように、忘れぬように。この幸せを忘れぬように。

 どうか、優さまも忘れないでくださいませ。この奇跡のような一幕を。

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花は月を見上げている《コミカライズ『帝都の使用人(めいど)は恋染むる』の原作改稿前原稿》 川上桃園 @Issiki

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