希代の魔導士と執事&使い魔の女性バディが紡ぐ軽快な異世界謎解き物語
- ★★★ Excellent!!!
最新話まで拝読してのレビューです。
希代の女性魔導士と、彼女に仕える使い魔にして執事の女性が紡ぐ物語です。
執事のイメージといえば、なのですが、本作では執事の姿の時は「無駄に艶っぽい美人」、使い魔としての姿は猫という設定です。
物語は「珈琲●杯目」(●に数字が入る)という形で短くて4話、長くて20話程度で構成されています。
ジャンルこそ異世界ファンタジーですが、異世界での謎解きが物語の核になっています。
謎解き部分は飽きさせない工夫が随所に見られます。
女主人と執事の掛け合いも絶妙で、いわば本作も女性バディものです。
この二人が思わぬ解決策を見つけ出してくる展開にわくわくさせられます。
殺伐としたところがないのも魅力の一つでしょう。
ミステリーなのでいろいろ書くとネタバレになってしまうため、ぜひそれは本作を読んで確かめてみてください。
また、作者さんの異世界ファンタジーの代表作『魔剣はもっと冷酷な』が重厚なファンタジーなら、本作は軽快なファンタジーと言えるでしょう。
一話辺りのボリュームも短めで読みやすいですよ。
ぜひ本作の魅力に触れてみてください。