描かれるは、等身大の社会人。就活生、社会人必読の何故だか泣ける短編小説
- ★★★ Excellent!!!
本作を読み終わって、なぜだかちょっとウルッと来てしまいました。
その理由はたぶん、本作で描かれる主人公がどこにでもいそうな”ふつーの人”であり、なんかすごいご都合主義的な幸運に恵まれるわけでもない……等身大の社会人だからだと思います。
要は、すっごく共感しやすいんですよね!
私も今の職場にそれなりに長い間努めてますが、ある日いきなり何かしらの理由で解雇されたら、確かにこんな感じの気持ちになりそうだな、と。
そこまで文字数の多くない3000文字ちょいの短編ではありますが、ラストまで読むと本当に色々なことを考えさせられます。
取りあえず、温かい食事は疲れた人の心を救うのです!!
社会人、そして就活生の皆さま、ぜひご一読を……!
……余談ですが、2024年現在の大手牛丼チェーンで並盛を食べようとすると、大抵400円ちょっと、モノによっては500円近くかかります。
280円と言う安さがどこか懐かしく感じるのも、本作が泣ける一因になっているのかも知れません( ノД`)