第8話 夜2

夜が深まると、森は静寂に包まれていた。星空が一層鮮やしく輝き、風がさわやかに吹き渡る中、ユカリとユリンは石の柱の前に座っていた。


「私たちは、永遠にパートナーだよ。」


二人は、リボンを取り出して、再び結び直した。リボンの結び目には、二人の血液と共に彼女たちの思いが込められていた。それは単なる物理的な儀式ではなく、心と心が繋がる証だった。


「これからも、このリボンのように私たちの絆が強く結ばれていることを忘れないでね。」ユカリはリボンを手に取りながら言った。


「うん。」ユリンははうなずきながら、リボンを優しく見つめた。「これからも、このリボンが私たちを繋いでくれるって信じてる。」


二人は、静かにその瞬間を楽しんでいた。時折、夜空に流れる星の輝きが彼女たちの周りを包み込み、まるで祝福のように感じられた。


「それにしても、今日のことは本当に素敵だったね。」とユリンはが言った。「幸せ。」


「うん、本当に。」ユカリは笑顔で答えた。「私も、ユリンと一緒にいることができて幸せだよ。」


二人はしばらく、星空を見上げながら静かに過ごした。時折、微笑み合いながら、心の中でお互いへの感謝の気持ちを深めていった。


やがて、夜が更けていく中で、二人は立ち上がり、森の出口へ向かって歩き始めた。リボンを結んだ手を優しく繋ぎながら…。









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花の気持ち、リボンの儀式 紙の妖精さん @paperfairy

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