喫茶アヴァンティエール
喫茶店店内
「おかえりなさいませー、お客様ー」
「うわ」
「ちょ、どしたん、ずぶ濡れじゃん、相方。海辺を散歩してたらテンション上がって相棒とどつきあってたら足滑らせた? ……相方が? 普通、体格差的にちっこい星空ちゃんのが転ぶんじゃないの? 体幹どうなってんの? 体幹魔王なん?」
「ともかく相方くん、うち、ちょっとタオル持ってくるから待ってて。あー、いーよ、いーよ。座ってて。他にお客さんいないし。なんか、あんたは立たせとくと捨てられた黒い大型犬みたいでいたたまれないや。うん。もうちゃっかり座ってる薄情な星空ちゃん、クリームソーダはわかったから、もちっと反省しよっか?」
「あんたもこんな元気印の面倒みて大変だねー。たまにはちゃんと叱んなよ?」
「……」
「まずは喋るとこからかー」
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