喫茶店店内、看板店員はモップと踊る
「女の子になりたいとか、男と付き合いたいとか、そういう願望や人へのアピールが目的じゃなくて」
「ただ、」
「似合うでしょ。この格好がさ。うちも、この髪の長さ、この洋服のデザイン、この靴の形が気に入ってる」
「ダイヤモンドが最も理想的に輝くカットがブリリアントカットとはよく言うけど、あれは別にダイヤ自身が、この輝きが気に入るであろうこんな人間に所有されたいからとか考えているんじゃないじゃん」
「単に、そうカットされたから、当然の帰結として煌めいているだけでさ。ただの結論なんだよ。そこには何者も関わらない」
「うちは、うちが一番テンションの上がる姿を装ってるだけなんだ」
「それだけの話しに担ぎ出されてたらダイヤモンドも怒るんかな? 給料3ヶ月分だもんねー」
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