強き故に孤高なる姫君が、真の恋を見つけるまでの物語

人間の英雄・源頼光に征討された鬼たちの住まう島に暮らす、主人公の紫焔。島の長の娘、即ち鬼族の姫である彼女は、眉目秀麗なる乙女であったが、あることを理由に男たちから避けられていた。

それは──"余りにも強過ぎる"こと。

強過ぎるが故に孤高、ある意味で高嶺の花状態の彼女はある時、友人の鬼女と懇ろな関係となり、情欲の赴くままにまぐわっている(意味深)許嫁のあられもない姿を目撃する。

怒髪衝天、怒り狂った彼女は両者に制裁を加えた上で婚約を破棄、自らよりも強き者・運命の人を求めて島を飛び出す。その先に、何があるのか知る由もない──

果たして、彼女は真の恋を見つけることは出来るのか? そして、彼女の運命の人は?

鬼の姫君が紡ぐ恋の物語、これから先、一体どのような展開を迎えるのか。乞うご期待。

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