概要
愛される筈だった。でも、私じゃダメだった。
※タイトル変更しました。
マリアベルは何も悪くない。
子を望んだ父母の元へたどり着いて、母の胎内で子守唄を聞き、
会える日を今か今かと待っていた。
愛され、幸福になる為にやってきた子供だったのにーーー
「……お姫様じゃないわ」
そう言った母の腕はマリアベルを抱き止めることをしなかった。
溢れんほど注がれるはずだった愛情もまた、その瞬間全て泡のように消えてしまった。
心を壊し自分を見る事がない母親と、母を選びながらも娘を捨てきれない父親。
行き場のない思いを抱えたまま成長したマリアベルへ手を差し伸べたのは、優しい祖父母とその向こうのまだ見ぬ大切な人達だった。
※書き溜めた分を少しずつ投稿しますがストックがなくなったらペース落ちるかもしれません。
マリアベルは何も悪くない。
子を望んだ父母の元へたどり着いて、母の胎内で子守唄を聞き、
会える日を今か今かと待っていた。
愛され、幸福になる為にやってきた子供だったのにーーー
「……お姫様じゃないわ」
そう言った母の腕はマリアベルを抱き止めることをしなかった。
溢れんほど注がれるはずだった愛情もまた、その瞬間全て泡のように消えてしまった。
心を壊し自分を見る事がない母親と、母を選びながらも娘を捨てきれない父親。
行き場のない思いを抱えたまま成長したマリアベルへ手を差し伸べたのは、優しい祖父母とその向こうのまだ見ぬ大切な人達だった。
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