人間が滅んでいなくなった世界。物凄く寂しい場所なのですが、これはこれで静かでよい場所な感じがしました。
一切会話のない物語を初めて読んだような気がする。そこには、いつか訪れるかもしれない世界がただどこまでも広がっている。静かで、愚かで、ゆっくりと流れる時間だけが置かれている。いつか我々も朽ち果てるだろうか。こんな風に、すべてが無に還る日が来るだろうか。詩的であり、美しい情景の中にある物語。是非、読んでいただきたい!
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