『共感』からの『驚愕』、『戦慄』と、次々と感情を揺さぶられる作品

短い話なのに、その間に何度も感情が揺さぶられます。
冒頭は映画館での迷惑な親子で、「うんうん、わかる!」という共感から始まりますが、その後の展開で「ええー!!」となり、全貌が見えたところで、「うはあ」と戦慄させられます。

それでもって全体を通して妙なユーモアもあり、陰惨にならない独特なバランス感覚があって、楽しく読める作品でした。