概要
今日も天使が踊っている。
ボクは今日も椅子に座る。これがボクの仕事だ。
国のために椅子に座る。国の幸せがボクの幸せ。
あぁ、ボクは幸せだ――
☆三題噺のお題: 屋根裏、椅子、少年☆
国のために椅子に座る。国の幸せがボクの幸せ。
あぁ、ボクは幸せだ――
☆三題噺のお題: 屋根裏、椅子、少年☆
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!たとえ翼があれど、どこにも行けない。きみはまだ歯車のままだからだ。
主人公・ボクは、祖国と我が父のために働く一国の青年(少年か?)である。"仕事"は「天使の椅子」に決められた時間、すわり続けること。だが彼は"仕事"の最中、視界の外で天使が踊る気配を感じる。見ようにも、座っている間は窓の外を見るように決められている。だが、どうしても気になる彼は――?
外は雨だった。右手に傘を持っていたが、そのことを忘れて浴びて帰宅した。汗なのかそれとも浴びてきた小雨なのかよくわからない液体をぬぐって、適当に開いたカクヨムのトップページに並んでいたもののなかで、特に何かを意識するわけでもなく、ぼんやりとクリックしたのがこの小説だった。多分「天使」だとか「踊る」だとかそうい…続きを読む