幻想的でいて、そこに人間が存在する素晴らしい物語
- ★★★ Excellent!!!
村人に囚われた不思議な少女の物語です。
その名は槐。
長い長い時を牢のなかで血を取られながら生きている彼女。
無垢な槐にとって、その意味するところはわからない。
彼女の血は人にとって毒だが、一方で、村人にとって必要なもののようだ。
そんな槐の前に、鱗の男が現れる。
彼の正体は。
美しい文体でつづられた幻想的な物語です。
夢みるような描写に酔いたいかた、ぜひ、お読みください。
素晴らしい作品です。