｢あやな姫！留学の結果発表だ！｣

｢はな将軍！いざ出陣だ！｣

｢だから、そんな、冬将軍みたいなの、沖縄にはないのっ！｣

｢ひさしぶりだなあ、こんな、やりとり！｣

｢ほんとだよー！あやなっち転校してきて、最初の数日の時の、やりとりだよー｣

｢なつかしいな～！最初の頃を思い出しちゃう｣

｢それはそうと、結果発表を見に行こう！｣

｢職員室の廊下に貼り出されてるんだよね｣

｢そうだよっ！合格者の名前！！｣

｢見に行ってみよう｣

｢うわっ！みんな、もう見に来てる～｣

｢あるといいな～名前｣

｢志伊良花奈と白熊あやなは、ならんで載ってるはずだから...｣

｢よーしっ、ぜったい、ふたりの名前、載ってるぞー｣

｢んっ？...うわっ！志伊良花奈...あったあああ！！名前あるー！合格したー！夢みたい｣

｢うおーっ！やったあああ！...でも、あれ？...その次...白熊あやな...名前...載ってないーっ！うわーっ！はなっちー！はなっちだけ合格だー！うちの分まで行ってきてくれー！｣

｢あやなっちー！あやなっちの分まで、ロサンゼルス行ってくるよー｣

｢うわ～ん！はなっちー！｣

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