はなっち、家に遊びに来た

「うわっ!あやなっちの部屋、めっちゃ可愛い~」

「ほんと?」


「ほんとほんと~、ぬいぐるみもいっぱい~」

「めっちゃ集まっちゃった~」


「どれどれ?」

「こらーっ、なに引出し勝手に開けてるのー?はなっち~」


「可愛い下着は、ここかな~?」

「うわっ!下着探しか~」


「あ~、あったーっ!可愛いの、いっぱいある~」

「えへへ...」


「あ、うちのお店で買ったやつも...」

「たまに着てるよ~」


「おおーっ!!これなんか、可愛い~」

「着けても、いいよ~」


「え、ほんとに~?」

「うんっ」


「よしっ、じゃあ、着けさせてもらうわ~」

「どうぞどうぞ~」


「どう?」

「うわ~っ、はなっち、めっちゃ可愛いーっ」


「えっ?...うち~?...そんな可愛い~?」

「下着だよっ」


「あ、下着か~」

「そうだよ~」


「ま、いっか~、これ、ください~」

「お店じゃないよ~」


「あ、そうだった...ついつい、いつものくせで...」

「あげるよ~」


「えっ?いいの~?」

「いいよ~、はなっちにプレゼントしちゃう」


「うわ~っ、ありがと~、このまま、着とこ~っと」

「あはは...」


「あっ、はなちゃん!こんにちは~!はじめまして~!話はいつも、あやなっちから聞いてますよ~」

「はなとはな」


「やっぱり、はなちゃん可愛い~」

「ふたりの、はな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る