読みやすく引き込まれる華やかならざる政治闘争

実に読みやすく、そして面白い

暗君を自称する純真な少年のような主人公の心理描写とともに、困窮する王政末期の華やかならざる国政を丁寧に噛み砕かれた描写で語る良作
人は自由の刑に処されている、とはサルトルの言葉だ
もっとも自由で、それゆえに最大の責任を背負う王の選択が世界を変えていく
今後も楽しみな作品

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