電車で助けたのは人気者の天野さんでした

第八話

「やったな！圭介！」

「圭介速すぎない？」

「黒宮さんお疲れ様です」

こうやって言われると一位とった実感が沸いてくるな。

「みんなもお疲れ様！」

◆◇

「全体の結果発表〜」

3組がリレーで二位だったから逆転できてるか、どうか、、

「、、、

第三位、8組

第二位、3組

第一位、1組」

「「「よっしゃーーーー」」」

よかった、リレー頑張った甲斐があったな。

「誰が表彰行くー？」

そういえば決めてないな

誰がいいんだろ

「「「圭介だろーーー」」」

ん、え、俺？？？

「行ってこい！圭介！」

みんなが言うなら行くか

陸上やめて表彰される機会なんてなかったけどやっぱりいいもんだな

学校内の小さいもんでも。

◆◇

さっきまでなんか奏と天野さん話してたけど聞くのは野暮か

そういえばみんな打ち上げとか行くのかな

俺、足限界なんだけど、、

「打ち上げ明日行こうぜ！」

「えー、なんでー」

「今日行こうよ〜」

「疲れてる人もいるし、明日休みだから時間多く取れるだろ！！」

「確かに」

「そうだな。」

蓮、ほんとナイスだ

「みんなそれでいいか？」

「「「りょうかーい」」」

天野凛side

うぅ、咄嗟に名前で読んじゃった。

かっこよかったなー、黒宮さん。

、、、やっぱり、誰にでも優しいな。

私ならあそこで助ける判断なんてできないや。

「やったな！圭介！」

「圭介速すぎない？」

「黒宮さんお疲れ様です」

また、ちゃんと顔見れない、

なんでだろ。

「みんなもお疲れ様！」

◆◇

「全体の結果発表〜」

「、、、

第三位、8組

第二位、3組

第一位、1組」

よかった、、黒宮さんの努力が報われて

「「「よっしゃーーーー」」」

「誰が表彰行くー？」

「「「圭介だろーーー」」」

「行ってこい！圭介！」

「凛、誰のこと見てるの♪」

「えーと、その、」

黒宮さん見てたて言えばいいだけなのに。

「圭介か」

「なんで、わかったの」

「図星か」

へ、ひ、ひどいです、、うぅ

「今日ずっと見てたもんね」

え、完全に無意識なのですが

他の人にはバレてないよね、

でも、なんで見ちゃうんだろ、

奏さんならわかるかな？

「そうなんですか、でもなんで見ちゃうのかわかんないんですよね。」

「え、」

あ、もしかして、この子恋愛したことないの？

困ったなー

「圭介と一緒にいてドキドキしたりする？」

「はい、たまに、、」

「まあ、頑張れ♪」

えええっ、さっき絶対に分かった顔してましたよね

こうして体育祭は無事？幕を閉じるのだった。