第七話

今日はついに体育祭だ。

でいつも一緒にいる蓮はね、

蓮はね、、

「よっしゃみんな今日体育祭だ、優勝するぞー!」

朝から1人で叫んでる変な人みたいになってるじゃんか、蓮!

「「「「「おーーー!!」」」」」

私が間違ってました。すいません。

みんなノリ良すぎだろ、、

ああ、緊張しかしない。

「圭介くん、緊張してますか?」

ん、て、天野さんから話しかけてくるの珍しい気がするな

「ああ、まあな」

「圭介くんなら大丈夫です!一緒に頑張りましょう♪」

、、、前よりなんか雰囲気柔らかくなったような

話しやすいしいいか

いきなりすぎて、頭追いついてないけど

「蓮ー、圭介ー、凛ー、早く外行こうよ!」

「わかった」



「今日天気良くてよかったね」

「そうだな!」

「てか、奏は体育祭なのに彼氏といなくていいのか?」

「確かにそうですね、私的には一緒にいたいですけど、、」

「う し ろ ♡」

「「「???」」」

「おはよ」

え、さっきまでそこいなかったよね!?

どういうことだよ!

てか誰?

「諒太かよっ、びっくりしたー」

「佐々倉諒太です。よろしく」

「諒太もうちょっと愛想よくしてよー」

「がんばる、てことで今日はよろしく」

今日なんか朝からいろいろありすぎて頭パンクしそう助けて

◆◇

校長先生の雲ひとつない晴天でというテンプレ話も聞き終わって今は絶賛障害物走の応援中

「諒太がんばれーーー!」

「佐々倉さんほんと速いですね、」

「どうだ、うちの彼氏はすごいでしょー」

うん、もはや平均台とかネットとか佐々倉くんだけ通ってないんじゃないかてぐらい速い

「流石、サッカー部の俺の次に上手いだけあるな!」

「蓮はちょくちょく突っ込んで自滅してるだろ」

「うぅ、心が痛い」

「やった諒太が一位だ!」

初めはうちのクラス三位か、

で3組がトップか

ここからどうなるか

◆◇

クラスリレーを除く全ての競技が終わり、この休憩が終わったらクラスリレーが始まる。

リレーの順番はくじの結果3年、1年、2年の順となった


いや普通3年最後にするでしょう、なんでくじ引きで決めるんでしょうか



「今は2位か、」

先輩達の奮闘もあり、1組は二位となり、一位は3組が保持し続けている

「まさか私たちの結果で決まる状況になるとはね。」

「燃えるな!」

「みんな頑張りましょう!」

「そうだな。」


『黒宮さん、頑張ってくださいね、』


そんなこと言われたらやるしかないな


「2年生のみなさんは準備をしてください」



「位置について、よーい、」

バンッッ

ああ、緊張する、

流石だな、奏。一位じゃないにしろ男子に食らいついてる。

ちゃんとバトン繋がないとな

「圭介っ、」

よし、バトンパスは成功

少し距離あるが前は三人だけ


よし、そろそろ抜ける、、


バタンっ、


前で誰かが倒れた音がする

「うわー、まじか」

他クラスからも声がする


ああ、どうしよ、自力で立ってくれ

助けるか、

いや、でも、、

っ、そうだよな、こんな大事な時に転ぶなんて泣きたくなるわ


「手、待ってください、一緒に走りますよ!!!」

「え、」

このままだとドベだ、

すまん。蓮。あとでいくらでも怒られてといいから頼む、

「すまんっ、蓮っ、」

「よっしゃ任せろっ」

ぐんぐん前と距離を縮めていく、

しかし、前の人とはだいぶ離れている。

ああ、俺のせいだ、

「ハイッ」



天野さんもすまん、

あんな期待してたのにな、


「黒宮さんっ、」

まだゴールはしてないけど、大分、、


「圭介いけるよー!頑張れーー!」

「圭介!諦めんな!」


「圭介さんっ、大丈夫です!!!」



大丈夫って、、天野さんらしいな

まだ間に合う、


いける


5位、



4位、


「以前三組が独走中!て、えっ、一組どんどん抜かしてく、、!え、速すぎない?て、あ。みなさん、最後まで頑張ってください。」


3位

2位


「あいつまじかよ、練習の時より圧倒的に速い」

「あれ過去一速いんじゃない?!」


圭介さん、、あと少し



抜ける!!行けるラスト50!




ゴールテープが切られ、ゴールを知らす音が鳴らされる。

「、はぁ、はぁ、、、。これ、、どっちだ、?」

正直わからなかった。こんなに全力で走ったのは久しぶりだった。


「順位を発表します。」

「、、、

第三位、6組

第二位」

頼む

「3組」

え、ほんとに?


「第一位、怒涛の追い上げを見せた1組!」






 




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