電車で助けたのは人気者の天野さんでした
ao
第一話
黒宮圭介side
「暑いな」
今日は友達の白鳥蓮と遊びに行くために外出しているが、気温は38℃まで上がるらしい。
ここまで気温が上がると遊びに行く気力まで無くなりそうだ。
やっと電車が来たようだ
「涼しいな」
思わず声が出る
今日は比較的電車も空いているようだ。
バタン
何かが倒れた音がする。当たりを見渡すと隣の車両人が倒れている
「まじかよ」
まあ、流石に誰か助けるか
、、見てみぬふりかよ
行くしかないか
「大丈夫ですか?」
「だい、じょうぶ、です」
汗もすごいし全然大丈夫じゃなさそうだな。意識はあるし水飲めなさそうだったら救急車か
幸い次の駅は大きめな駅だし駅員のどこまで行くか
「次の駅で降りますか?」
コクコク
それでいいらしいな
「次は渋谷、渋谷。お出口は左側です」
そろそろだな
「肩お貸ししますがそれで立てますか?」
「はい、」
「ちょっと待っててくださいね」
自販機でとりあえずスポドリだけ買うか
「飲めそうですか」
コク
ゴクゴクゴク
とりあえずは水分取れたし良かった。
「もうちょっとがんばってくださいね」
「駅員さん。すみません。電車内でこの方が途中倒れてしまったようで医務室で対応お願いしてもいいですか。一応今のところ意識はあって、少し水分も取れました」
「わかりました。ご協力ありがとうございます」
「では」
「あ、、」
「じゃあ、医務室まで行きましょうか」
「はい、」
待ち合わせ遅れるな。連絡入れておくか
「ごめん。蓮。待ち合わせ遅れる」 と
あ既読ついた。
「りょーかい!」
やっぱり蓮は優しいなー。
◆◇
「ごめん蓮遅れたー。」
「遅いぞ。圭介何やってるんだ。て言いたいところだが、圭介のことだからまた人助けでもしたんだろ?」
「すごいね。蓮。でも遅れたのは事実だしすまんかった」
「そんなこといいって。じゃ行こうぜ!」
「はーい」
天野凛side
「暑い、けどピアノのレッスン行かないと」
やっと電車で涼める、、、
ガタンゴトン、
次で降りなきゃか。でもなんか、クラクラ、する、、
バタン
あれ、なんか視界が。あぁ倒れたのか。どうしよう立てない、、誰か、
「大丈夫ですか?」
「だ、だいじょうぶです」
とっさに大丈夫て言っちゃった。
「次の駅で降りれますか。」
「はい。」
良かった、優しい人で
「肩お貸ししますがそれでたてそうですか?」
コク、
ありがたいな
「ちょっと待っててくださいね。」
どうしたんだろ
「飲めそうですか?」
私のために、わざわざ、
ゴクゴクゴク
少し楽になったかな?
「もうちょっと頑張ってくださいね」
うん、
「駅員さん。すみません。電車内でこの方が途中倒れてしまったようで医務室で対応お願いしてもいいですか。一応今のところ意識はあって、少し水分も取れました」
「わかりました。ご協力ありがとうございます」
「では」
「あ、、」待って名前聞きたいのに
しかもまだ降りたい駅についてなかったんだ。
それなのに、、
「じゃあ医務室に行きましょうか」
「はい、」
あの人とまた会えるかな?
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