幼馴染の腹黒策が王命をも覆り彼の偏愛の重さに比例した私の幾多の身重

幼馴染の片想いから生じた腹黒の策により、王命による彼と王女との婚姻は、王女の男狂いに見合う幾人かの男を王女に近付け、結婚式当日王女と逃避行でご破算となった。一方ヒロインにも王命で公爵令息と婚約中であったが、相手に幾人かの女を宛てがうも失敗するが、相手の寄子貴族の令嬢が奇しくも相手に擦り寄り恋人同士の仲の良さを露呈し、ヒロインとの婚約解消となった。彼はこの時とばかり、婚約解消からの心痛療養で領地に赴いていたヒロインが王都に帰還したタイミングでヒロインに求婚。ヒロインも婚約解消後婚活中ではあったが、見合う相手もままならない状況から受諾。結果、彼の描いた通りヒロインとの結婚生活を手に入れ、お互い一人っ子という事もあり、多くの子供に恵まれた生涯であった、とするハッピーエンドに感動しました。
ヒロインを手に入れる為とはいえ、婚家である王家を欺き、寄子貴族の令嬢をヒロインの侍女に就かせる程の強かさに恐怖すら覚えました。