第二章まで読了しての感想です。
「俺TUEE」や「最強」といったよくある追放系ではなく、冒険者救助という点が斬新で面白かったです😀
とくに雑魚モンスターひとつとっても常に死と隣り合わせのダンジョンや
助ける側や助けてもらう側の葛藤などもしっかり描かれていて、読んでいて緊迫感が凄かったです!
あと見逃せないのが、他の方のレビューでも見かける「復讐劇」というワード。
「人を助けるのに復讐?」と最初は気になってましたが、ここまで読んで「あー、そう言うことか!」と納得しました!気になる方はぜひ自分の目で確かめてみて下さい!
遅読なのでまだ全ては読み終えてないですが、少しずつでも楽しみながら読ませていただきます。
※読み合い企画からのレビューです
主人公の聖職者・ヒイロは、パーティのリーダーである勇者・ブレイブに、ダンジョンの最奥で追放され囮にされる
同じく囮にされていた魔術師の少女・ウィズと共になんとかダンジョンを抜け出したヒイロは、「自分は誰も見捨てない」と、ウィズと共に救助隊を結成することになる──という導入から始まる本作品は、凡百の「追放系ざまぁ」とは異なり、圧倒的な実力でパーティを見返すわけでも、有能な自分がいなくなったことで崩壊していくパーティを見て溜飲を下げるわけでもない
自分を見捨てたブレイブに対し、誰も見捨てない自分になることで、ヒイロは復讐を遂げようとするのだ
そして、安心してほしい
断罪はしっかりと行われる
ネタバレになるので言葉は濁すが、それは、世界一優しい復讐だ
読者視点ですらあれほど憎かった、そして嫌いだったブレイブがすこしだけ好きになれるような、そんな奇跡のような断罪だ
本レビューを読んで、「俺はざまぁが見たいだけだから」と本作品を避けるのはもったいない
是非、最後まで読んで、この物語の結末を見届けてほしい
くすりと笑いながらも心が温かくなること請け合いだ