概要
青く愛の星の上で、とこしえの温もりを
蠍座λ星、Shaula――。
きらめく星灯りのなか、世界が終わりゆくならば。
きらめく星灯りのなか、世界が終わりゆくならば。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!さそり座の針に心を刺されて
主人公の西野景は美術部の彼女、北見ありさに出逢うところからすべては始まります。注目したいのは、絵画と星座と二人の心情とが次第に繋がっていく美しい描写です。
景くんが見つめた青褐の空に光る一番星「ポラリス」――北極星を意味するこの星は北見さんの存在を示唆するだけでなく、彼にとって心の道標・拠り所として準える心境変化をもたらす描写として、とても優れていると感じます。
ありささんが青藍で描くさそり座の針先「シャウラ(Shaula)」――彼に教えた最初の星として、深く心を突く刺激的な印象として心を打ちます。
読了後に再び冒頭へ戻れば、ループしていることに気づかされる作り込まれたストーリー。これ…続きを読む