第32歌「闇のただなかにいて」安倍晴明物語☆夢幻の月-蘆屋道満テーマソング

 あの、綺麗なくれないの

 ゆうぞらに誓って。

 俺の心は、変わらない。


 暗闇に閉ざされて、何もかも、失っていた。

 もう、後には戻れない。


 修羅しゅらどうち、憎い鬼を滅して

 おのれも朽ちるのみ、

 そう、思っていた。

 そう、思い込んでいた、はずなのに……


 なのに、きみは、きみは……

 自分が、闇のただなかにいても、

 優しく手を差し伸べてくれる。


 ああ……きみの、その隣にいるのは

 俺だったら、良かったのに

 望んではいけない願いを、何度も願った。


 許されてはならない罪、

 許されないはずの罪。

 きみとあいつの手が差し伸べられる。


 三つの視線が交差する。

 修羅は、光のなかへ舞い戻った。


 俺はきみと、光と共に進もう。

 この先、残酷な運命が立ち塞がろうとも、

 きみの光を奪うことは許さない。


 ふたつの光と共に、進んでゆくと誓う。

 その、月のような優しさと共に。



(音楽生成サイトスノへ)

 曲「闇のただなかにいて」蘆屋道満あしやどうまんテーマ

 https://suno.com/song/4a73f466-8bf2-40ad-a088-71260f68099c



 作品【安倍晴明あべのせいめい物語☆~夢幻の月~】

 https://kakuyomu.jp/works/16817330653207686428

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