感受性を揺さぶられる、密度の高い言葉たち

「翼をください」の歌が好きなので、まずタイトル・キャッチコピーに惹かれました。
そしてあらすじの「人を殺したいから絵を描いている」という言葉で、これはすごく好きな小説かもしれないと思いました。

豊富な情景描写、心理描写、表情をあらわす言葉も豊かで、様々な描写が読み手の心に訴えかけてきます。

息苦しさを抱えている「先輩」は自らの感情をどう対処するのか。

文章とは美しいものなのだ、と感じさせてくれる素敵な作品です。