終始美しい雰囲気が漂いながらも、世界観、設定、そしてAIであるのに感情描写までもが緻密で、読後頭を離れず、拝読してから何日も経つのに今更レビューを書かせていただきました。
終盤の2人のやり取りが壮絶で胸を打ちます。そして何と言ってもラストシーンが衝撃的でした。

私は文章を書く事はもちろん読む事も苦手でした。少しづつですが読む事にしております。そんな私が感想文、ましてやレビューなどまともにできません。
でもこの物語を読んで感動し、何より美しいと思いました！
作者様の深くて美しい心理描写には毎回、美しいと感じております！
読む事にも苦手なのですが、一気読みしていました。
幸せとは何か？と考えさせられました。

短く、乱文でのレビュー、申し訳ないです…。
でも、ありがとうございました！！！

SFにありがちな難しい言葉がなく、とても読みやすい作品でした。
「人類の幸せ」と「公平な裁き」、聞こえはいいがはたしてそんなものは本当に存在するのか。そして、そんな大役を任された二人の人格は、どうなってしまうのか。
AIが進歩した今だからこそ、この物語が他人事ではないような気がしました。

難しい専門用語は苦手だけどSFは読んでみたい方や、儚い物語を楽しみたい方におすすめしたいです。

　バラードって、なんか、一人だけで歌う感じがある気がします。ロマンチックな一人語りみたいな（笑）この小説って、ロマンチックな二人語り、な気がするんですよ。
　ソラさん、おかえりなさい！のはずのものなんですけども、休止中にいったいどんな修行をしていたのか、かなりレベルアップされて帰ってこられてます。
　すごいですよ、余韻。そう、余韻がすごい。
　重くも爽やかで、深みのある余韻。読了後、数秒息を止めて、ゆっくりと息を吐き出したくなる。言葉では語りつくせない奥の奥の感情が溢れ出します。
　完全に自分の感覚だけを語っているレビューにも似つかないレビューですが、とにかくすごいということだけは伝わりましたかね？　ね？　じゃあ、読んで！