二人きりのバラードのような、重くも爽やかで、深みのある余韻

 バラードって、なんか、一人だけで歌う感じがある気がします。ロマンチックな一人語りみたいな(笑)この小説って、ロマンチックな二人語り、な気がするんですよ。
 ソラさん、おかえりなさい!のはずのものなんですけども、休止中にいったいどんな修行をしていたのか、かなりレベルアップされて帰ってこられてます。
 すごいですよ、余韻。そう、余韻がすごい。
 重くも爽やかで、深みのある余韻。読了後、数秒息を止めて、ゆっくりと息を吐き出したくなる。言葉では語りつくせない奥の奥の感情が溢れ出します。
 完全に自分の感覚だけを語っているレビューにも似つかないレビューですが、とにかくすごいということだけは伝わりましたかね? ね? じゃあ、読んで!

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