呪術巫女様、正義なう。～主を封印された巫女さんは、「正義」を見直すための旅に出るのでした！～

　――悪人の呪詛・呪殺は正義。その価値観の元、咒我(じゅが)神社を建てた平安のある人物。――その子孫であり、平成の世を生きるは巫女・日﨑有理処(ひざきありか)――。『呪詛・呪殺サービス』によって生計を立てていた彼女だったが、ある日『天神』が神社に押し入り、なんと咒我神社の呪神を封印してしまった――。
　「――封印を解き、その商売を再開したいのならば、一度『本当の正義』を学びなさい」。天神はそう巫女に告げると、始めに、ある神隠し事件の資料を渡し――？