参考 詩「心友亅
にゃあお
いつも通り返答はない
今日も、僕は、独り。
なんて代わり映えのない人生だろう
そんな僕の人生が輝いたのは
「君」と出会ってから
あの夏、公園の隅で君が最初に見せてくれたのは
隣で咲くひまわりのようなとびきりの笑顔。
それからすぐ仲は深まった
君と笑いあうと僕も「普通」になれた気がした
それはあまりにも突然だった
ひまわりがしぼむころ
君は姿を消した
―― またひまわりが咲いた
僕は君のおかげで強くなれた
何があっても君との日々を思いだしたら耐えられた
もう独りだった時とは違う
僕は君との思い出を忘れないため
毎日ある場所に通う
ひまわりの隣の公園の隅へと。
あと少し
「ゴソッ」
いつも人のいない隅から物音
そして懐かしい君の笑い声が聴こえた
ああ、いた。
僕も満面の笑みを浮かべる
そして、言う。
「にゃあお亅
心友 うた🪄︎︎◝✩ @umiuta
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