日曜日のスーパー

皆さんも、こんな日曜日を過ごすこと、あるのではないかな。
普段言語化していないことを見事に表現した作品だと感じました。

私が、押しの「千織」先生が、近況ノートで、言っておられたので、読みに来ました。

なるほど、淡々とした日常の記述でありながらも、純文学の王道でもある私小説で、書い

ておられます。

確かに、文章力は、半端ないです。

久々の、純文学一本やりの作品ですね。

一読あれ。

繊細な描写ほぼゼロな私は、この人の描写力はなかなかトップクラスなのでは？と思っている。

極限までに薄いガラスに、さらに模様を刻み込むような。

題材は日常や現実のことなのに、描写により幻想的な雰囲気になっている。

だからこそ内的な動きがはっきりとするし、強い主張があっても違和感がない。

二作ともそうだから、たまたまではなくこれがデフォなんじゃないだろうか。

他の作品や続きが読みたい。

注意・作中の栄螺に半額シールは貼られていません✨

誰しも一度は経験があるだろう
スーパーの営業時間終了間際のお総菜コーナー
半額シールを貼る店員の登場を
今か今かと「そ知らぬふりを装いながら」
行ったり来たり✨

そこに居並ぶいずれ劣らぬ強者どもは
OL、土木作業員、営業マン、主婦、工場技師……

華やかに見える業種の見目麗しい女性だって
腹が減ったら食べなきゃならないのだ

職場の仮面に素顔を隠し
今日も誰もが働いている

ひと皮めくれば、皆同じ
半額シールの争奪戦

最後に残ったお総菜に同時に手を伸ばし
私は、それを女性に譲ったことがあります✨

肩の力を抜いて、
美味しいご飯を味わっ…続きを読む