第5話 私、プロレスの味方です
アメプロ経験後は同じようにCSで放送されていたNOAHしか見なくなっていて、そのNOAHも
三沢選手の一件はショックでした。
それまで試合中の事故による死亡が無かった訳ではありませんが(JWPのプラム
個人的ですけど、事故が起きたのが地元で開催されてた大会だったことも大きいんですよね。
死亡にまで至らなかったけど、今も闘病中の
三沢選手くらいに受け身が上手い人でもちょっとの違いで悲劇になる。プロレスは本当に怖い。
三沢選手の場合は、それまでに蓄積したものも大きかったのだろうけど。
そういう事例が多くあるだけに、いじめと称してプロレス技をかけたりする連中がホント許せん。
お前らふざけんなよと。
ああいう手合いは速攻で処罰してもらいたいものである。
まぁ、そんなこんなでいろいろとありまして、しばらくプロレスからは離れていました。
けどプロレス関係の情報はなんとなく拾っちゃったりしてて、そこで
見ていなかった間に各団体でいろんな動きがあり、エッセイの冒頭に書いてたように新日一強の状態になっちゃってました。
選手の退団移籍もけっこうあって、あの選手があの団体に居る? とか、驚いてばかり。
見る方法もテレビからネット配信が主流になったりで、CSでも専門チャンネル以外での放送が少なくなってたり。
格闘技系の専門チャンネルに入れば? とか言われそうですが、私はただプロレスが見たいだけなので、格闘技系はゴメンしたい。
UWF系のプロレスは好きなんだけど、魅せることを放棄したような格闘技系は好きではないんです。
正直、美しくないじゃん?
いえね、鍛え抜かれた身体とかは綺麗だなとは思いますけど、やってることは疑似殺し合いですからね。
上に乗っかったら殴りまくるとか、街角のケンカが見たいわけじゃないんですよ、こっちは。
上に乗るのにも技術があることは知っています。上に乗られないため、後ろを取られないために技術を磨いていることも知ってはいます。
でも私は美しさを感じない。
格闘技への傾倒が強かったというか、格闘技になってしまったプロレス団体にパンクラスがあります。
秒殺という展開がもてはやされて、「戦いとは一瞬の間で決まってしまう」みたいな風潮が広がりましたが、結局尻すぼみしましたよね?
なぜか? 簡単だ、魅せることを放棄したからですよ。
受けることを拒絶して攻めるだけを重視したら、コアな層しかついていけなくなった。団体としては終わりです。
元は戦場で無手になった際相手を殺すための技術を、客に魅せるために昇華させて人気を博したリングスのヴォルグ・ハンとかアンドレイ・コピィロフを見習えって~の。
海外では格闘イベントは盛況しているみたいですが、あれは興行としてのノウハウの蓄積によるものでしょう。
あちらは歴史的にサーカスとか、とにかく見世物の
檻の中での疑似殺し合いは、いにしえの剣闘士の再現か。
ああいうのに熱上げるのは、狩猟民族の
プロレスも似たような見世物じゃねーかと突っ込まれそうですが、まず受けるという大前提がある。
相手の技を受ける無駄という余裕が作る大らかさ、相手を拒絶せず受け入れることで生まれるリレーション。まさに芸の極み。
プロレスは懐が深い。
だからプロレスが好きだ。
新日本の一強って現状、これって地上波によるテレビ放送を続けていることも大きいと思う。
たとえ深夜だからと言っても、普通にテレビつければ無料で見れちゃうってのは、かなりのアドバンテージ。
継続は力なりを証明しているのかも知れん。
なんだかんだ言っても地上波で垂れ流しされているってのは強いよ。
だからね、地上波テレビの各局様よ、コンテンツが足りてないっていうのならプロレス放送しよ? 出来ればプライムタイムに。
お金かけないでテレビでプロレスが見たいんだよこっちは(笑)
長々と書かせてもらったプロレス談義でしたが、今回でおしまい。
過去を振り返るのはいいね。美しい思い出だけ漁ってればいいんだから(自爆)
ヒンズースクワットは男子の通過儀礼 シンカー・ワン @sinker
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