第1話 イッツ ショータイム!

 プロレス。

 幼児期もたまに見ていた記憶はあるんですが、意識して見出したのは中学生のころ。

 きっかけは漫画。小林こばやしまこと先生の『一、二の三四郎』

 主人公たちがラグビーの試合をしている最中、観戦していたライバル校の選手たちが突然プロレス談義をかまし始めて、それがなんつーか、とても面白くて。

 次は柔道のインターハイ県予選で、プロレス技かけて勝ち進んでいくとか。

 この柔道編やってる頃に世間でプロレスブームが起きて、それに押されるように主人公たちもプロレスラーを目指すようになり、無事プロデビューし若手として大きな成果を見せ、これからのプロレス界をを担う存在になったところで終わりました。

 ……続編もあったんですけど、そちらはほぼ読んでないんですよね。第一作が好きだったってこともあるし、連載されていた当時は作品そのものに距離置いてましたから。


 で、肝心のプロレスなんですが、地元テレビ局の編成上の問題から、裏番組的に一番気軽に見れるのが金曜日夜八時に放送していたワールドプロレスリングでして、自然に新日派になってました。

 全日本プロレス中継は裏番組がガンダムとかデンジマンだったんで、見れる訳がなかったのよ。家庭用ビデオがまだ普及していない時代ですから(苦笑)

 で、タイミング良くタイガーマスク、いわゆる佐山さやまタイガーのデビューにぶち当たって、そこから始まる空前のプロレスブームにどっぷりと浸かった訳なんですよ。

 佐山聡さやま さとるのタイガーマスクは鮮烈でした。

 リアルタイムでダイナマイト・キッド爆弾小僧とのデビューから新日撤退までの、閃光のような活動期間を付き合えたのは僥倖としか言いようがない。

 日本のプロレスというか、世界のプロレスは確実に佐山タイガー前・後に区切れますね。

 それほどまでにタイガーマスクというムーブメントは凄かった。

 佐山タイガー以降も、長州力ちょうしゅう りきの噛ませ犬宣言、第一回IWGPトーナメント決勝のアントニオ猪木いのき失神事件、ラッシャー木村きむらの「こんばんは」とか、ものすごく濃く楽しい時間を過ごさせてもらいましたよ。


 良いことなのか悪いことなのか、就職してテレビを見られなくなってた時期に、新日の選手大量離脱が重なってたりして、ブームの終焉を目の当たりにせずに済みました(苦笑)

 テレビ見れるようになったころには、プロレスに対する興味も失ってて、気にもしなくなってました。


 続く(爆)

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