転生した無能魔術師は破滅の未来を回避したい

風切八羽は現代の魔術師だったが誰もが持っているは術式を持っていなかった。
生涯を無能として生きた八羽は、しかし死後にのみ発動する転生術式によって第二の生を得る。
転生先は過去の自分自身。その魂には新たな術式と人生一回分相当の莫大な魔力を宿していた。
しかし、八羽に輝かしい未来は待っていない。この先の時代で大災害が起こると確定しているからだ。
八羽は破滅を回避するために自分になにが出来るかを考え始める。
そして転生前の世界にはなかったダンジョンの中にある魔術学園の存在を知り、八羽はふとこう思う。
転生前と後で世界がすこし違うのではないか？　と。
かくして不確定となった未来の破滅を、それでも回避すると誓った八羽は、運命的な出会いや無二の親友を得て魔術学園に入学する。