第6話

「大河、このランドセルも持って

かえってくれよな」

舟木次郎が三枝大河に学校の

帰り道で命令した。

「ひっ、ひーっ、もう勘弁してよ」

虚弱体質でいじめられっこという二重苦の

大河が大いに苦しんでいた。

「これ」

道端で見知らぬ少女が大河に

一通のグリーテイングカードを手渡した。

「なにこれ」

「招待状」

「なんの」

「メリケンサックの殴り合いに」

「ひーーーーっ」

大河が卒倒してひっくり返った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ナックルゲーム @k0905f0905

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ