遺跡探索者として生きる青年アル。
両親の残した莫大な借金を返すため、命を懸けて危険な遺跡へと潜る日々——。
そんな彼が、ある日遭遇したのは、謎に包まれた"古代の少女"だった。
その価値、一億G。
売れば人生をやり直せる。
だが、なぜだろう——彼女を手放す気になれなかった。
言葉も知らない彼女と共に過ごすうちに、アルの中で何かが変わり始める。
しかし、この出会いが"世界の秘密"を暴く鍵となることを、彼はまだ知らない——。
遺跡の謎、少女の秘密、そして世界の真実——すべてを解き明かす冒険が、今始まる!
古代のロマンと冒険が交差する、新たなファンタジー・エクスプローラー譚!
遺跡に生きる少女との出会い。それは、孤独な冒険者アルにとって、新たな希望と絶望の狭間に差し込んだ一筋の光でした。物語の舞台である“大発掘時代”には、古代文明の息遣いが遺跡の隅々にまで漂い、ページをめくるたびに冒険心をかき立てられます。荒廃した石壁に隠された古代技術、響き渡る魔導生物の咆哮。これらはまるで時を超えた遺産たちが、私たち読者に語りかけてくるかのようです。
そしてアルの葛藤――売れば一億G、けれどその少女には妹の面影が重なり…。貧困に苦しむ冒険者としての現実と、守りたい命への想い。この二律背反に揺れる彼の心情は胸を打たれずにはいられません。
気づけば、物語の奥に潜む謎に取り憑かれ、古代文明の真実を追い求めてしまうのです。アルと共に遺跡の奥へと進みたくなる、そんな冒険がここにあります。
さあ、アルが辿り着く運命の真実を、その目で確かめてみませんか?
旧文明の遺跡が多く残る世界にて、遺跡の探索者である主人公がとある発見をしたところから物語が始まる、異世界ファンタジー作品です。
主人公はぶっきらぼうであり、お世辞にも愛想が良いとは言えない性格をしています。
彼の目標は、生き別れた妹と再会すること。
達成には多額の資金が必須。そのため、危険はびこる遺跡の仕事を優先して受けていました。
ある日、請け負った仕事は、遺跡に潜伏した盗賊の排除。
主人公は難なく仕事をこなしますが、その後の探索で思いがけない光景を目にします。
明らかに稼働したままの施設。内部に囚われた少女の姿。
その面影に妹を幻視した主人公は、無意識の内に彼女を遺跡から連れ帰ります。
遺跡に眠っていた彼女の正体とは。そして、古代文明が滅びた理由とは。
ぜひ読んでみてください。
第2章途中まで読ませて頂いた段階でのレビューとなっております。
借金のために両親と、大切な妹を失った青年アル。
残された借金を返済するために彼は危険な遺跡探索に明け暮れていた。
そんなある日、目覚めた古代兵器との戦いの後に彼が遺跡の奥で見つけたのは一億Gの価値を持つ――女の子だった!?
借金返済と妹を取り戻すためにお金にしようかと考えますが…女の子が妹と重ねてみえてしまいとりあえず一緒に暮らすことに。
最初は言葉も分からず,片言だった彼女も次第に言葉を理解し可愛らしい女の子に!!
魔導銃の戦闘だけでなく遺跡や古代兵器など浪漫が盛りだくさんの作品です!
浪漫を感じたい人は是非,読むべき作品です!
地球文明が滅びてから千年後を舞台にしたファンタジーとなっております。
地球にはもう普通の人類は残っておらず、人類とは明らかに違う、魔法を使える人類が地上を支配している世界なんですね。
主人公はそんな一人の青年。
ルインズエクスプローラーという、かつての人類文明が残した古代遺跡を漁るのを専門とする冒険者です。
彼はいつものように魔法銃を担いで、遺跡で仕事をこなしていましたが、見つけてしまうのです。
古代人――つまり旧人類が生きたまま保存されているものを。
それはまだ十四歳くらいの少女でした。
古代人の生き残り、というのはこの世界にとって、物凄く大きな意味を持つ存在なんですね。
旧人類がなぜ滅びて、現世人類が代わりに地上を支配するようになったのか。
まさにそんな世界の謎を解く鍵になる存在。
こうして主人公は、世界の秘密を握る少女と出会うことになってしまったわけです。
そんなボーイミーツガールから始まるのは、ガンアクションバトルなんですが。
これがとっても凝ってるのが特徴ですね。
アクション自体も外連味と説得力が絶妙にバランスされたエンタメとして仕上がっており、使われる銃など武器の設定もマニアックに込み入っていて、その手のお話が好きな兄貴たちにオススメできます。
そのほかにもラブコメあり、果ては超重戦車まで出てくるっていう、男の子が好きなもの全部盛りハッピーセットな冒険譚となっております。
こんな方にオススメ
:ファンタジー世界での本格的なガンアクションを見たい方
:世界の謎を解いていくロマンを追い求めたい方
ギルドから実力を認められ危険な遺跡を探索することを認められた遺跡冒険者、ルインズエクスプローラー。
彼らが潜るのは遺跡と成り果てる前の栄えた文明を支配する、オルトニアと呼ばれた人たちの謎を追い求め潜る名誉ある者たち…などでは決して無く!!
魔力を動力源にできるなどの軍事転用可能な新技術を追い求める各国と、一攫千金を夢見る冒険者たち。
その利害の一致によって動いている冒険者を『遺跡冒険者』と呼んでいます!
主人公のアルくんも当然その内の一人。そして彼が抱える事情もまた、遺跡冒険者の中では珍しいものではない…我々読者からしたらやはり重たいものではあるのですが。
魔導銃なる、使用者の魔力を弾として撃ち出すミリタリーとファンタジーのロマンが合わさったような武器を片手にとある遺跡を探索し。
巨大な機械の兵を退け命からがら最奥に辿り着くと…ついに見つけた1億Gのお宝!って女の子ォ!?
最初はとりあえず国に売ってお金にしようかと考えますが…そんなことをしたらどうなってしまうのか、踏み止まります。
仕方なく宿に持ち帰るアルくん。
さて、彼女は一体何者なのか?時折語られる逸話や伝承は何を示すのか?
魔法x銃火器x遺跡のロマンコンボのこの作品!あなたも今すぐ、読むっきゃない!
第一章までのレビューとなります。
主人公のアルは両親から多額の借金を背負わされてしまいます。家族は離散し、一人過酷にそれらを返済するため、危険を顧みず遺跡に眠るレアを求めて冒険する物語です。
遺跡に残された古代の高度文明は、我々の文明に匹敵、否――凌駕するほどの境地に至ろうとしているのでは……悠久の時を経て静謐に佇む古代は憧憬の的。
仕掛けられた罠や古代兵器の存在もとても魅力的です。
冒険に命を賭ける消えない炎に、好奇心が駆り立てられていくようです。
作家に必要なのは好奇心と言われますが、その心が少しでもある方には是非読んで頂きたいです。
廃墟や遺跡、太古の遺産などに興味をお持ちの方は、ほぼ間違いなくハマると思います。
また、本書で登場する魔法と銃とが融合した【魔導銃】を駆使した臨場感あふれる戦闘シーンにも興味が湧きます。こだわり抜かれたハイスペックデバイスも銃マニアには堪らないのではないでしょうか?
それを可能とする様式美も作者様の手腕なのでしょう。
そして遺跡で出会う少女――彼女に自身の妹を重ねる心情の変化に注目してください。
アルの変えられない追想と蟠る邪念を払拭したい克己心。それらがせめぎ合う相剋が痛い程伝わってくるだけでなく、現実と理想の乖離に絶望する心情とが、実にリアルに綴られています。
綿密に練られた物語の設定が、古代のロマンが、世界観が、繊細に且つ美しく紡がれて――読み手の心は大いに惹き寄せられることでしょう。
時代と文明が逆転した西洋風のファンタジー世界を舞台にしています。この作品では、現代よりも過去の文明がより進歩していた可能性を探求しています。銃器と火器、そして魔法が共存する独特な世界で、失われた高度な知識と技術を持つ過去の文明の遺産が、現在の世界に大きな影響を与えています。この設定で主人公の活躍を描く斬新なファンタジー小説作品です。
西洋で開発されたゲームの中でも、「エルダースクロールシリーズ」の世界観を思い浮かべながら読むと、小説の全体的な内容がより理解しやすくなると思います。特に、過去の高度な文明が残した遺跡や遺物が現在の世界に与える影響という点で類似しています。
この小説は、「過去の方が進んでいた」という逆説的な設定を通じて、文明の進歩と衰退、知識の保存と喪失について深く考えさせてくれます。読者の皆様に強くお勧めしたい、知的好奇心を刺激する小説作品です。
借金返済と妹の救出のために魔物のいる遺跡にもぐる冒険者アル、とここまでではありふれたダンジョンもの?と思いますが、いえいえちょっと違います。
アルが古代遺跡で見つけたのは記憶をなくした古代人の少女ユキ。
黒髪黒眼のその少女は、滅びた文明の生き残りです。
アルはお金になるからとユキを連れていきますが、妹の面影を重ねてどこか突き放してはかんがえられません。
滅びたはずの古代人ユキの秘密、そしてユキを守る古代兵器。
時折はさまれるユキの過去の記憶は、〇〇人のもので……。
明かされない謎がまだまだあり、目が離せません。
クールでカッコいいアルと、天然可愛いユキちゃんの恋も実るのか気になってしまいます。
軽快に進むストーリーも楽しいのですが、武器の設定が細かくてまた物語を盛り上げます。
特にアルの使う魔導銃、ユキの従える古代兵器、どちらもとてもカッコイイ!
武器マニアさんも物語重視の方も、両方楽しめる事間違いないです。
第1章まで読んだ感想ですが、作者さまの銃に関する造形が深くて本当に好きなんだろうなぁと推察されます。
その銃と魔法を掛け合わせたバトルシーンも頭の中で映像が思い浮かぶようで素晴らしい。
また、キャラクターも良いです。クールで影があるけど心の奥底には人間味に溢れる主人公アルに、そのアルの相棒的な幻影魔法の使い手ハルニア。この二人の掛け合いが真反対の性格で面白い。
そして、遺跡の奥で眠っていたユキが今後、どのような形で物語に絡んでいくかが本当に楽しみです。
あと、個人的に一話の文字数がちょうど良くてスラスラと読み進められるのもポイントが高いです。