2回目のフリーハグ

 またも来ちゃいました、フリーハグ


 前回と同じ〇〇駅に来てみたが、明らかに人が多い気がする。


 あれだけSNSで話題になってたしその可能性もあるとは思っていたが、ここまでになるとは...


 念の為マスクに加えてフード付きのパーカーを着てきて良かった。


 昨日の委員長の感じからしてバレる人にはバレることが分かった。それに加えてこの大人数、リスクが大きすぎる。


 色々な思考を巡らせた僕は普通にフリーハグを始めた。


 なんか別にバレてもいい気がしてきたし、そもそもバレる友達なんていないし気にするだけ無駄だ。


 リスクがどうとかの理性より女の子とイチャイチャしたいという煩悩の圧勝だ。


「フリーハグやってます」


 ホワイトボードを掲げ、フリーハグの募集をするとすぐに列を作り出し人がワラワラと集まってきた。


 今日も沢山の女の人に囲まれながら、幸せなフリーハグを行っていく。


 お、出たでた。抱きついた時に後ろに回す手を腰じゃなくてお尻に持っていく人だ。


 少し罪悪感を抱いているのか触り方が優しく、逆にいやらしい感じになっている。


「特別ですよ」


 と囁きながらお尻に触れていた手に手を重ね、お尻の肉に埋もれるように上から押さえつける。


 するとお尻を触っていた女子大生くらいのお姉さんはハッとこっちを向いたあと、恥ずかしそうに顔を伏せてしまった。


 その間もお尻を触る手だけは動いており、くすぐったい感覚がずっと続いていた。


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