女子学生の癖を壊す

「次の方どうぞー」


 今までとは打って変わり、僕よりも小さな少女が前に出てきた。


「あの、よろしくお願いします」


 そんな少女に無言で手を広げ迎えると、恐れながらも胸の中に入ってきた。


 ギュッと目を瞑りながら緊張した様子で抱きついていたためか、僕の悪戯心に火がついた。


「大丈夫だよ、緊張しないで」


 そう言いつつも僕のでは少女の脇腹に伸びてゆく。撫でるように優しくくすぐると「ひゃあっ」と声を上げながら顔を赤くしていく。


 更に今度は内ももをくすぐるように触ると


「ひゃっ、あっ」


 と艶かしい声をあげたのち「はあっ、はあっ、ふーー」息を切らしてしまったので、やりすぎたと思い手を離す。


「はい、お終い」


 すると少女はその場でへにゃりと崩れ落ち、朦朧とした様子で座り込んでしまったので


「今後もやると思うからまた来てね」


 とトドメを刺すように語りかけると。


「一生っ、通います...」


 息を切らしながらフーフーと興奮した様子で静かに返事をしてくれた。


 その後少女は千鳥足で帰って行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る