膝の上で
何をしていたんだっけ、段々と眠りから目が覚める。柔らかい感覚が頭を覆っている。
目を開くと山が2つあり、その上からこちらを覗く顔があった。
「うわぁ」
思い出した、この人とキスしたら急に眠くなってそれで...
驚いて飛びあがろうとするが押さえつけられもう一度同じ体勢に戻された。
自分が今置かれている状況が少しずつ分かってきた。これ膝枕だ、そして腕は縛られている。
上をもう一度見るとニヤニヤしながらこちらを見ている先ほどのお姉さんがいた。
体の向きを変え、お腹に顔を埋めるように隠れる。
「恥ずかしいの?」
「うるさい」
むすっとした返事をすると
「あはっくすぐったい」
くすぐったそうに笑うお姉さんが目に入る、こんな状況なのにも関わらず少し調子に乗ってしまい、お腹に息をふーっと吐く。
「あははっ、それやめてって、こらお返しだ」
お姉さんは楽しそうに笑いながらも、僕の脇腹に手を伸ばしつーっと撫でるように指を走らせる。
「ひゃうっ」
喘ぎ声のようなものが響き渡り、少しの間この部屋に沈黙が訪れる。
「何今の、男の子が出す声じゃないよ?」
上を見るとお姉さんは手をわきわきとさせながら獲物を見つけたかのようにこちらへ飛び込んできた。
全身の弱いところを撫でられ体がビクビクと跳ねる。
そんな反応に更にヒートアップしたお姉さんに僕はぐしょぐしょにされた。
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