勘違いでした
「なんでっこんなっ...ことするんですか...?」
くすぐられすぎた僕は息が途切れ途切れになりながらも質問をする。
「そりゃあこんないい反応されちゃあ、ねぇ?」
楽しそうにくすくすと笑っている。
「それじゃなくて、これですよ」
縛られた腕を見せつけるように上にあげる。
「それは君の寝相が悪いから仕方なく」
「はあ?じゃあキスしたらいきなり気を失ったのはなんなんですか!」
「それは私の方が知りたいよ!急に倒れて本当に焦ったんだから」
薬でも飲まされて気絶させられ、誘拐され手を縛られたと思っていたが、全て勘違い...?
そう思うと急に申し訳なくなり、顔が赤くなる。
「倒れたから家まで運んで寝かせてあげてたのに、あー悲しいなー」
からかうようにえんえんと泣き真似をする。
「あ、その、ごめんなさい」
「うーん、いいよそのかわり私にも膝枕して?」
「いいですよ」
なんだそんなことでいいのかと思いソファーに座り迎え入れる準備をする。
するとお姉さんが勢いよく飛び込んできて僕の太ももに頭から突っ込んだ。
「なんでそっち向きなんですか」
お姉さんもまたお腹方向を向きながら顔を埋め込んできた。
「だって君がそうだったし」
喋るたびに息が吐きかかり変な刺激が加わる。
「幸せー一生ここに住みたいー」
ふがふがと僕の太ももの上で喋るお姉さんの刺激に耐えきれず立ち上がる。
「もう終わりです!」
危なかった色々と、短すぎーなどと言っているが無理なものは無理なのだ。
貞操逆転世界でフリーハグしたら、凄い有名になってしまった すりたち @siu_desu3
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