幸福は、足元から

最愛の母を突然亡くした八歳の少女・イライザは、孤児院で入れられる。これまでとは全く違う生活に戸惑う日々だったが、送られてきた真新しい靴と服を身に着けて、彼女は外へ遊びに行った。
一人の少女の人生の転換期を丁寧に振り返った異世界ファンタジー短編。ただ受け身じゃない、新しい形のシンデレラストーリーのように読めました。
不幸はあまりに理不尽に、全てを奪っていきます。それでも、不幸に飲まれずに、目立たずとも正直に生きていれば、思わぬ運命のプレゼントがあるのかもしれません。