真新しい靴がステップ

夢月七海さまの自主企画「同題異話・四月号　　真新しい靴がステップ」参加作
自主企画の内容は同じお題で話を書こうというものです。

母親が無くなって孤児院に入ったイライザは８歳の女の子。
運命を受け入れ無気力に日々を過ごしています。
ある時、新しい靴と服をもらって外に遊びに出かけました。
貧しいながらもイライザの母は仕立て屋をしていたので、イライザは以前は質素ながら新しい服を着ていたのです。
新しい服と靴はイライザにとって幸せな日々の象徴でした。
無情にも馬車が泥水を跳ね上げて、イライザは泥まみれになります。
そこに現われた青年は……。